昨日、5月11日は私が一年で最も楽しみにしているところの催しごとの一つの萬葉学会が主催する一日旅行の日であった。
私自身がこの列の結構前のほうを歩いていたため伝わらないとは思うが、今年の参加者は元号代わりもあってか例年より少し多め。例年50人前後のところ、80人弱の参加者であったという。
今年のコースは平城宮跡(平城京ではないよ)をぐるりと一周。距離としては短めだが、中身はぐっと凝縮されたものになることは必然。
あにはからんや・・・ご説明くださるのは例年通りの萬葉学会の先生方。くわえて、今年は場所が場所だけに平城宮跡の発掘にかかわっている奈良文化財研究所の方が講師陣に加わってくださった。むろん、萬葉学会という文学畑の団体の興味の対象の中核は「文字」であって、お話しくださったY先生は、平城宮跡から発掘された「文字」・・・すなわち、「木簡」の専門家である。
Y先生はさっそく我々を率いて平城宮にて初めて「木簡」見つかった大膳職跡、研究所のほうでは「SK219」と呼んでいる地点へと向かう。上の写真はそちらに向かっているところである。
詳細は下に当日の資料として用いられたパンフレットへのリンクを貼ってあるので参考にしていただきたい。
平城宮跡資料館』平成29年度 秋期特別展「地下の正倉院ー国宝 平城宮跡出土木簡ー」
まずは上記資料の3ページ上の地図(笑)を見ていただきたい。大膳職はちなみにその地図によればこの地点の位置は「西宮」の北方ということになるが、この地図は第2次大極殿(「第2次」ということは「第1次」もあるのか?ということについては後々説明させていただく)のころのものであって、第1次大極殿からすれば、すぐ北にあったとみてよい。だから・・・
こんな感じでお話を聞いているときに、ちょいと南を見ると
てな感じで、復元第1次大極殿が見える。
さあて、「SK219」についての説明が始まる。その内容をここでお伝えするのが私の役目といえば役目なのだが私には下のサイトに説明するところを越えることは能わない。そりゃあ当然だ・・・なんてたって、この平城宮跡を発掘し調査する・・・その主体なのだから。
奈良文化財研究所のホームページである。
良い天気でありますようにと願っていましたが、ただ事ならぬ良いお天気だったようですね。
暑かったことと思います。でも、雨よりはましですよね。なかなか理想的なお天気にはなりませんね。
貴重な資料がネット上で見られるというのはありがたいことです。
続報をお待ち申し上げております。
Kさん、参加予定と言っていましたが、会えましたでしょうか。
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追伸
Kさんは予定変更で参加しなかったそうです。
で、何をしていたかというと、訓点語学会に行ったそうです。
勉強熱心です。
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源さんへ
訓点語学会ですか・・・熱心だな~
当日はあれっ、いらっしゃらなかったのかなとは思ったのですが、なにせあの時あったきりの方だったので、ひょっとしてお顔を忘れてしまったのかとも思い、もしそうだったなら失礼なことを・・・と思ったのですが・・・
それにしても、本当に暑い日でした。距離的にはこれまでで一番短かったように思うのですが、体力的に一番しんどかったような気がしました。
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